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◆フランス、ブルゴーニュ シャブリ地区について
ブルゴーニュ地方はいくつもの地域に分かれており、その地域ごとに気候や土壌の特徴が異なるので味わいも変わってきます。
今回は生牡蠣ととても相性の良いワインを産出する「シャブリ地区」について説明します。



シャブリ地区はパリから150kmほど南に下っていった地域に位置しています。
ブルゴーニュ、コートドール地区よりシャンパーニュ地方に近く冷涼な気候です。

冷涼な地域なのでぶどうが完熟するのが難しく醸造の差が生産者によって出やすいため味わいの差が感じやすいのも特徴の一つ。フレッシュな酸を保つため樽熟成よりステンレスを使用して熟成させるスタイルが多いです。

土壌はキンメリジャンと言われる白い石灰岩質なのでミネラル分が多くキリっとした辛口のワインを作ることが出来ます。

牡蠣の化石が多く出てくるなど、今では山間部ですが昔シャブリの地域は海だったと言われています。牡蠣や魚介類との相性が良く和食ともあうとと言われ、日本で多く飲まれている白ワインです。

◇特級畑
シャブリ特級畑(シャブリ・グラン・クリュ)
シャブリ地区で一番格付けの高いワイン。決められた畑だけが特級として名乗ることができる。
ラベルには「Montrachet」や「Romanee-Conti」のように畑名が記載されます。
Grand Cru(グラン・クリュ)と追加して書かれる場合もあります。
グラン・クリュを名乗れる畑は7ヶ所です。

1.ヴァルミュール   Valmur
2.レプルーズ         Les Preuses
3.ヴォーデジール Vaudesir
4.グルヌイユ          Grenoulles
5.ブランショ        Blanchots
6.ブーグロ           Bougros
7.レ・クロ              Les Clos
(2と3の間で6.ムートンヌを名乗ることがある)

◇一級
シャブリ一級畑(プルミエ・クリュ)
グラン・クリュに次ぐ格付けの高いワイン。1級畑と定められた畑が1級として名乗ることが出来ます。ラベルには村名+1級畑名またはPremier Cru or 1er Cru(プルミエ・クリュ)と表記されます。
Premier Cru (プルミエ・クリュ)を名乗れるのは40ヶ所です。

1モンマン 2ヴァイヨン 3フルショーム 4モンテ・ドゥ・トゥネール 5モンドミリュー 6ヴォークパンなど。

◇村名
同じ村の畑で収穫した葡萄をブレンドしたワイン。同じ村のぶどうであればブレンドできますが他の村のものとのブレンドは出来ません。シャブリ地区ではブルゴーニュ地方で唯一ソーヴィニヨンブランが造られる「サンブリ」、シャブリ地区唯一赤ワインの産地「イランシー」、皆さんご存知の「シャブリ」の3つが村名を名乗れます。

◇地区名・地域名
上記の畑以外の認められた広域の範囲で造られるワインを地区名や地域名のワイン。
プティ・シャブリ」や「ブルゴーニュブラン」などが挙げられます。
価格も村名よりも手軽なのでシャブリの味わいを知るにはとてもお手頃なワインです。

◆おわりに
同じシャブリといっても種類はたくさんあり、格付けや生産者によっても価格も違ってきます。前回のコラムでも書きましたが、ブルゴーニュ地方は「一つの畑を複数の生産者が所有している」という特徴があるので良い生産者を見つけるのがコストパフォーマンスの良いワインを見つけるコツなのではないかと思います。
レストランや家でシャブリを飲んだ時に是非価格と生産者を比べてみてください。
好きな生産者が出てくるかもしれませんよ。

次回はブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地域のワインについてお伝えします。

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